梅雨から夏にかけては湿度が高く、わんちゃんの皮膚にとっても負担が大きい季節。
湿気によって蒸れやすくなり、さまざまな皮膚トラブルが発生しやすくなります。
今回は、特にこの季節に気をつけたい皮膚トラブルと予防法をご紹介します。

🐶 湿度が高くなると起こりやすいトラブルとは？

わんちゃんの皮膚はとてもデリケート。
湿度が高いと皮膚が蒸れたり、細菌や真菌（カビ）が繁殖しやすくなります。

特に以下のような症状が出ている場合は注意が必要です：

• 皮膚が赤くなっている

• フケが多い、かゆがる

• 湿ったようなニオイがする

• 同じ場所をしきりに舐める・かく

• かさぶたや脱毛が見られる

これらは「膿皮症」「マラセチア性皮膚炎」「湿疹」などの皮膚疾患のサインかもしれません。

🌧️ 特に注意が必要な場所

以下のような部位は、蒸れやすく、皮膚トラブルが起きやすい場所です。

• 耳の内側（垂れ耳の犬種は特に）

• 足の指の間や肉球の間

• 脇やお腹など皮膚がこすれる部分

• 首輪やハーネスの下

毎日のブラッシング時に、皮膚の状態を目で確認することが大切です。

🧼 皮膚トラブルを防ぐ日常ケアのポイント

1. 毎日のブラッシングで蒸れを防ぐ
   　被毛を清潔に保ち、湿気がこもるのを防ぎます。

2. シャンプーは低刺激で週1〜2回程度が目安
   　必要以上の洗浄は逆に皮膚バリアを弱めてしまうので注意。

3. よく乾かすことが何より大切！
   　シャンプー後や雨の日の散歩後は、タオルとドライヤーでしっかり乾燥。

4. 室内の湿度管理を忘れずに
   　湿度は50〜60％が理想。除湿機やエアコンの除湿機能を活用しましょう。

🧴 ケアグッズも活用しよう

この季節は以下のようなアイテムを取り入れると便利です。

• 低刺激・保湿成分配合の犬用シャンプー

• 肌に優しい保湿スプレー

• 足元・肉球専用のケアローション

• 除湿機やサーキュレーター

お肌に合ったアイテムを選ぶことも、皮膚トラブルの予防につながります。

📝 まとめ

高温多湿の季節は、わんちゃんにとって皮膚トラブルがもっとも起こりやすい時期です。
毎日のちょっとしたケアと早めの気づきが、トラブル予防のカギとなります。

しっかり対策して、じめじめした季節も愛犬と快適に乗り切りましょう！