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2025/06/12 11:46

夏は楽しいイベントが多い季節ですが、わんちゃんにとってはストレス要因が増える季節でもあります。
特に花火や雷、突然の大きな音は、わんちゃんにとって恐怖の対象になりがちです。
怖がって震えたり、隠れて出てこなかったり、食欲が落ちたりといった反応を示すことも少なくありません。
この記事では、夏特有のストレス要因とその対策、そしてわんちゃんのメンタルケアについて詳しく解説していきます。
【夏の音ストレス:わんちゃんが怖がる原因とは?】
犬の聴覚は人間の約4倍ともいわれ、遠くの音や高周波にも敏感に反応します。
そのため、以下のような音は強い恐怖反応を引き起こす可能性があります。
・花火の爆発音
・雷鳴や強風の音
・お祭りやイベントの騒音
特に音に慣れていない子犬や、過去に恐怖体験をしたことがあるわんちゃんは要注意です。
【よくある症状】
・身体が震える
・落ち着きがなくなりウロウロする
・隠れて出てこない
・呼吸が浅くなる
・食欲が落ちる/トイレの失敗が増える
【すぐできるメンタルケア対策 5選】
1. 安全な避難場所を用意する
ケージやクレート、テーブル下など、安心して過ごせる空間を確保してあげましょう。
2. 音を和らげる工夫
カーテンを閉める、テレビや音楽をかけるなどして、外の音をマスキングするのが効果的です。
3. 過剰なスキンシップを避ける
過度に撫でたり抱きしめたりすると、「怖がる=甘えられる」と学習してしまうことも。そっと寄り添うだけで十分です。
4. 抱きしめすぎず、安心感を与える
自然な距離感を保ち、落ち着ける空間を意識して整えましょう。
5. おやつやおもちゃで気を逸らす
好きなフードや集中できる知育おもちゃを使って、不安の意識を他に向けさせましょう。
【普段からできる心のトレーニング】
・環境慣れトレーニング:さまざまな音や環境に日常的に慣れさせておく
・クレートトレーニング:クレートを「安心できる場所」と認識させる
・褒めて育てる習慣:成功体験を積ませて自己肯定感を育てる
・生活リズムの安定:ご飯やお散歩時間を一定に保ち、安心感を与える
【花火・雷の予防的対策】
・花火大会・雷が予測される日は、散歩を早めに済ませる
・天気予報を事前に確認する
・防音マットやクレートを設置する
・見守りカメラなどの導入を検討する
・必要に応じて、獣医師に相談して抗不安薬の使用も視野に入れる
【まとめ】
花火や雷の音に驚いてストレスを感じるわんちゃんは少なくありません。
しかし、日頃からの備えと飼い主さんの工夫次第で、その不安は大きく軽減できます。
・安全な空間の用意
・音の緩和と気を逸らす工夫
・日頃の慣れと自信づくり
わんちゃんが安心して夏を過ごせるよう、今日から取り入れてみてください。